社内外問わずグループワークの前は、アイスブレイクで雰囲気を変えるとメンバー同士打ち解けてワークに臨むことができます。
インターンシップなどの初対面の人が多い状況や重めの会議にも役に立つ、アイスブレイクの基本の考え方と【おすすめのアイスブレイクネタ35選!】を参加人数別に紹介します。
アイスブレイクとは?
アイスブレイクとは読んで字のごとく
という意味です。
インターンシップや研修などでグループワークをはじめる前に自己紹介やゲームをし、初対面の人どうしのぎくしゃくした雰囲気を柔らかくするための方法です。
アイスブレイクを導入することでメンバーどうしのコミュニケーションが潤滑になり、ワーク中の議論が活発になります。
アイスブレイクが必要な理由
インターンシップや研修で「アイスブレイクの時間がもったいない」と考える人も多いです。
しかし、多くのグループワークはアイスブレイクを行うことで生産性があがります。
生産性が上がる理由は、以下の4つです。
グループワーク前の雰囲気をほぐす
インターンシップや研修で初めて会う人やあまり話したことのない人とのグループワークでは
「変なこと言ってダメな人だと思われないかな?」
「がんばっていいところ見せないと・・・」
などと力んでしまい、なかなか議論が進まず、グループワークがうまくいかない場合があります。
ワークの本題からはいったん離れて、アイスブレイクを実施することで、雰囲気をほぐすことが可能です。
ワークのメンバーの相互理解を促す
グループワークにおいて制限時間内で高いアウトプットを生み出すには、心理的安全性・相互理解が不可欠です。
自己紹介ゲームなどのアイスブレイクで相互理解と心理的安全性を確保すると、メンバーは本音を喋ったり、提案がしやすくなります。
逆に心理的安全性がない場では
「こんな当たり前なこと聞いていいのかな?」
「ここでこの問題点を指摘しちゃうと空気が悪くなるかな?」
などワークに必要な意見がでづらくなります。
結果的に、浅い表面的な意見交換だけになってしまったり、懸念点が解消されないままワークが終わってしまったりすることがあります。
発想や意見を促す
アイスブレイクをすることで、身体的に筋肉をほぐす役割があります。
また、アイスブレイクでリラックスした雰囲気を作り出すことができれば、柔軟な発想やアイデアも出しやすくなるでしょう。
チームビルディングができる
インターンシップ等でグループワークを行なうときには、メンバー同士でコミュニケーションを取って、余計なことを考えずに研修に参加してもらう必要があります。
しかし、即席のチームとなるため、どうしても始めは雰囲気が硬くなりがちです。
そのため、はじめにアイスブレイクで相互理解を深め、チームビルディングすることで、ワーク本番を良い雰囲気でスタートさせ、ワークのアウトプットを高めることができます。
アイスブレイクオススメ35選!
アイスブレイクは大きく分けると「自己紹介系コンテンツ」と「ゲーム系コンテンツ」に分かれます。
それぞれの違いは下記のとおりです。
ゲーム系コンテンツ・・・少し時間はかかるが相互理解だけでなくチームビルディングや能力開発に活かせる
そのあとのグループワークの難易度や特性から逆算して、どんなアイスブレイクが適しているのかを判断して決めましょう。
ここからはアイスブレイクのコンテンツ35選を自己紹介系とゲーム系に分けて紹介しますので参考にしてください。
自己紹介系コンテンツ
▍実は○○です自己紹介
「実は○○です自己紹介」とは、その名の通り自己紹介の最初に「実は……」で始まる内容を入れて話すアイスブレイクです。
最初に「実は」をつけることでその人の意外な性格や趣向を知ることができるので、自己紹介が意外な印象的になり、聞いた人はその人の秘密を知ったような気分になれます。
そして、研修が終わったあとも「高校時代ダンス部だった山田君」といった感じで、相手のことをしっかりと記憶できます。
<参加人数>
2~10人
<所要時間>
約10~30分
<遊び方>
- グループで自己紹介の順番を決める。
- 1人ずつ「実は」をつけて自己紹介をする。
- 話者以外の人は驚いたり質問をしたりと、リアクションをとる。
- メンバー全員の自己紹介が終わり次第終了。
- 余った時間は気になった話題を掘り下げる。
▍GOOD&NEW
「GOOD&NEW」とは、1日以内に起こった良かったこと、発見などをみんなに発表する自己紹介の一つです。
例えば「好きな野球チームが優勝した」「体重が減った」など、小さなことで問題ないです。
その人のプライベートな部分を知るきっかけになるほか、よかったことを言い合うことでみんながちょっとハッピーになれる簡単なアイスブレイクです。
<参加人数>
2~8人
<所要時間>
約5~20分
<遊び方>
- 発表する順番を決める。
- 順番に1日以内に起こった楽しいことや嬉しいことを発表する。
- 聞いた人は一緒に喜んだりお祝いの言葉を言うなど、リアクションをする。
- 参加メンバー全員の自己紹介が終わったら終了。
- 余った時間は気になった話題を掘り下げる。
▍十人十色
「十人十色」とは、チームの中から一人を選び、「目玉焼きにはソース、ケチャップ、醤油の何をかけるか?」などの3択問題を出して、メンバーが予想する答えと対象者の回答が一致したら得点できるというゲーム。
『自分の好みと他人の好みは違う』ということを認識できるため、第三者の好みや趣向を意識するというマーケティングの考え方を学べます。
<参加人数>
3~7人
<所要時間>
約60分
<遊び方>
- チームの中から一人、対象者を選び、対象者は部屋の外で待機する。(※メンバーの会話が聞こえなければOK)
- ゲームの主催者は対象者に問題シートを渡し、対象者は問題に対する選択肢の中から自分の「好み」を決定する。
- ゲームの主催者が各チームに問題シートを渡し、チームは自分たちの好みを発表したのち、その結果を参考にしつつ教室の外にいる対象者の「好み」を考える。
- 1チームずつ答え合わせをし、正解チームが1点を獲得。チームのメンバー全員が対象者の役割につくまで繰り返し、最後に得点が高かったチームが優勝。
▍社員クイズ大会(○○さん王)
社内の話題づくりに役立つのが、社員のプライベートなネタをテーマにしたクイズ大会。
※身内ネタになりやすいので、ある程度の関係性ができている前提が良いでしょう
あらかじめ社員を対象におこなった趣味や特技などのアンケートをもとに、幹事が○×クイズや3択クイズを作成します。
「前田さんは過去にAKBオーディションをうけたことがある、〇か×か!?」「社長が飼っている犬の名前はパパス、ビアンカ、テリーのうちどれ?」など、社員や役員の意外な過去が想像できるようなクイズを出せば、大盛り上がり間違いなし。
お互いにプライベートな部分を知ることで、チームの仲間意識がグッと高まりますよ。
<参加人数>
8〜100人
<所要時間>
30分〜1時間
<遊び方>
- 事前にネタを集めておく。
- 主催者が社員についてのクイズを出す。
- 回答者が〇×や3択の回答を行う(人数が多い場合は手で〇や×、3択はグーチョキパーを出すなど)。
- クイズを繰り返し、最後まで勝ち残った人が優勝。
▍好きな○○
「好きな〇〇」とはグループワークの幹事もしくは進行役が「好きな〇〇」というお題を掲げ、お題に沿って1人1分程度で「好きな〇〇とその理由」を発表していくワークです。
好きなものを話すことをきっかけに、共通点を発見し親近感がわきやすくなります。
少しゲーム要素を入れるのであれば、前の人が言った発表を復唱してから自分の発表をしていくといった形にすると、ゲーム的な要素も出て盛り上がります。
<参加人数>
4~8人
<所要時間>
1グループ
<遊び方>
- 4~8人のグループに分かれる
- 発表する順番を決める
- なるべく円になって座り、お題に沿い1人目から好きな〇〇を発表する(お題例:好きな食べ物 発表例:「私は寿司が好きです。最近行ったのは……」。暗記ゲーム形式形式でやる場合は「寿司が好きな〇〇です。特にいくらが好きです」くらいに短くとどめます。)
- 同じように順番に自分の発表をしていく(暗記式でゲーム形式にやる場合には、「焼肉が好きな××さんの隣にいる、カレーが好きな○○です」といった形で、1人目からの自己紹介をすべて暗唱していくイメージです。)
▍最近楽しかった○○
「最近楽しかった○○」とは自己紹介するときに、最近楽しかった〇〇を発表します。
GOOD&NEWと近いですが、「楽しかったこと」に限定するようなイメージです。
楽しいことが前提なので変に滑る人が出ず、前向きな状態で会議に入れます。
<参加人数>
2~8人
<所要時間>
10~20分
<遊び方>
- 2~8人のグループに分かれる
- 発表する順番を決めます
- 自己紹介と一緒に最近楽しかったことを順番に発表していく
- 他のメンバーは一緒に笑ったり、コメントを言ったりして反応する
- 全員の発表が終わったら終了
▍サイコロ自己紹介
「サイコロ自己紹介」とは自己紹介をするときにサイコロを振り、出た面に書かれた質問に答えるというゲームです。
サイコロの目が出るまで質問がわからないため、意外な自己紹介になり盛り上がります。
<参加人数>
4~8人
<所要時間>
15~30分
<遊び方>
- サイコロの出目ごとに質問を考えておく
- 4~8人のグループに分かれる
- 発表者はサイコロを振り、自己紹介と一緒に答えていく
- 他の人は拍手やコメントを言ったりなどのリアクションする
- 全員の発表が終わったら終了
▍他己紹介
「他己紹介」は、自己紹介系のアイスブレイクの鉄板ともいえるワークで、ペアになり、その相手のことを紹介するというアイスブレイクです。
相手のことを紹介するためには、はじめに相手をインタビューして、特徴的なポイントや要素を知る必要があり、主体的に相手のことを知ろうとすることができます。
参加者全員がほかの人から紹介されますので、初対面の人同士でも盛り上がります。
<参加人数>
2人(他己紹介のペア)
<所要時間>
15~30分
<遊び方>
- 2人ずつのペアに分かれる(奇数の場合は講師やスタッフがペアを組む)
- ペアの相手に3~5分ほどインタビューを実施(名前、仕事、出身、趣味など……)
- チーム全員がインタビューを終えたら、インタビュー相手を1人ずつ紹介していく
- 紹介に対して深ぼって質問をするなどリアクションをする
▍共通点探し
「共通点探し」とは、2人1組のペアになり、相手と自分の共通点を「制限時間内になるべく多く」もしくは「なるべく早く〇個見つける」というゲーム。
通常の自己紹介以上に相手を深く知る必要があるため、相手との距離がグッと縮まります。
<参加人数>
1ペア2人
<所要時間>
15~30分
<遊び方>
- 2人1組でペアになる
- 自己紹介をしたうえでコミュニケーションを取り、「制限時間内でお互いの共通点をなるべく多く見つける」もしくは「お互いの共通点を〇個見つけた時点で座る」
- 終了後に1位ペアに共通点を発表してもらうなどしても盛り上がります
▍あだ名決め
「あだ名決め」とは、4~5人のグループで1人がメンバーに向けて自己紹介を行ない、それを聞いたメンバーがその場であだ名を決めるというゲームです。
あだ名を決めるには具体的な情報を聞き出す必要があるため、コミュニケーション力が養われます。
また、ほかの人の名前を憶えやすくなるほか、親しみも感じやすくなるでしょう。
<参加人数>
1グループ4~5人
<所要時間>
15~30分
<遊び方>
- 4~5人のグループに分かれる
- メンバーに向けて1人が具体的な自己紹介を行なう
- 自己紹介を聞いたメンバーはその場であだ名を決める
- 決めたあだ名を紙に書き、見えるところに貼っておく
- グループ全員で同じことを行なう
▍3つ選んで自己紹介
グループワークの前に自己紹介をしましょうと言われても、スラスラと自己紹介ができる人は少ないでしょう。
そんなときに役に立つアイスブレイクが、この「3つ選んで自己紹介」です。
3つ選んで自己紹介は、あらかじめ用意された複数の話題の中から、各メンバーが好きなお題を選んでそれについて自己紹介をするというもの。
それぞれの興味のあることについて話すだけでいいので、自己紹介で無駄に緊張する必要もありません。
お題は5つ程考えておくのが良いでしょう。
<参加人数>
2〜8人
<所要時間>
3〜10分
▍積み木式自己紹介
「積み木式自己紹介」とは、前の人の自己紹介の内容を記憶して、その内容に自分の自己紹介を追加していく自己紹介です。
他の人の情報を何度も口にしたり耳にしたりすることで、自然とメンバーの名前や情報を覚えることができます。
名前だけでなく、出身地や好きな食べ物などの情報を追加すると難易度が上がって面白いでしょう。
<参加人数>
4〜8人
<所要時間>
5〜10分
▍共通自己紹介リレー
「共通自己紹介リレー」とは、自分の一つ前の順番に自己紹介をした人との共通点を見つけ、それを取り入れた自己紹介を行わなければならないアイスブレイクです。
他の参加者との意外な共通点が見つかり、参加者同士の距離が縮まるでしょう。
<参加人数>
4〜8人
<所要時間>
5〜10分
▍しりとり自己紹介
「しりとり自己紹介」とは前の人の自己紹介に続けて、しりとりによって自己紹介をつないでいくゲームです。
例えば前の人が「山口県から来ました」という言葉で自己紹介を終えた場合、次の人は「た」から始まる言葉で自己紹介を始めなければなりません。
中には難しいワードもあるかもしれませんが、こじつけで自己紹介を行うことで笑いが生まれ、明るい雰囲気を作ることができるでしょう。
<参加人数>
4〜8人
<所要時間>
5〜10分
▍ウソ・ホントゲーム
「ウソ・ホントゲーム」とは、自己紹介に1つだけ嘘を盛り込み、メンバーがそれを当てるアイスブレイクです。
参加者は、自分に関する4つの事を紙に書きます。
そのとき、4つのうちの1つは嘘の記述をします。
全メンバーが書き終わったら順番に発表して、他の参加者はどれが嘘なのかを当てていきます。
嘘か本当かわかりにくい事実を入れることで相手の意外な一面を知ることができ、アイスブレイクとして盛り上がります。
<参加人数>
4〜8人
<所要時間>
10〜20分
▍ヒーローインタビュー
「ヒーローインタビュー」とは、ペアになって行う自己紹介ゲームです。
1人はインタビューアー、1人はインタビューイーとなり、過去の成功体験に関するインタビューを行うアイスブレイクです。
インタビューアーを2人用意し、3人1組で行うことも可能です。
ただ「ヒーローインタビューのつもりで相手の話を引き出してください」といっても、いきなりインタビューをするのは難しいです。
質問の例を提示し、全体でデモンストレーションを見せるなど、参加者が積極的に参加しやすいような工夫を行うとよいでしょう。
<参加人数>
2〜3人
<所要時間>
10分
▍オンリーワンゲーム
「オンリーワンゲーム」とはチームの中で唯一1人だけが当てはまるものを見つけるゲームです。
例えば「双子」や「部活で全国大会に出たことがある」など、メンバーそれぞれが「これはチーム内で1人しか当てはまらないだろう」と考えるものをあげていきます。
自ら個人の情報を発信するが必要となるので、コミュニケーションが促進できるアイスブレイクとなっています。
さらにゲーム性を足したければ、他のグループと数を競う対抗戦にするとより盛り上がります。
<参加人数>
4〜6人
<所要時間>
5〜15分
▍この人だあれゲーム
「この人だあれゲーム」とは、参加チームのメンバーの特徴が書かれた紙を見て、それが誰の情報なのかを当てるゲームです。
<参加人数>
10~20人
<所要時間>
30分程度
<遊び方>
(事前に:ユニークな経験を集めリストにする)
事前に(会のはじめに)全員に簡単な自分のユニークな経験を一行程度で書いてもらう(複数書いてもらうことも可)。
他人に見られないように事務局が回収し、誰が書いたものかはわからないように、それをリストにして全員に配る。このリストをもとに、一人につき、3回質問できるというルールで、15分程度時間を与え、何人の人を特定できるかを競う。
人数が多い場合(30人以上)、数人ずつのグループに分けて、グループ間で何人当てられるかを競ってもいい。質問の仕方などをグループ内で協議するというプロセスが入ってきて新しい効果が期待できる。
■ユニークな経験例
- ブラジリアン柔術の有段者で山本KID徳郁と一緒に練習したことがある。
- 元野球部で、甲子園に出たことがある。
- 日本国憲法をすべて暗唱できる。
- 円周率を50の位まで暗唱できる。
▍わたしってこんな人ゲーム
顔をあわせるだけ、もしくは日常会話だけではなかなか知りえない、お互いの価値観・人間性を手っ取り早く共有する。
<参加人数>
5~20人
<所要時間>
5分×人数
<遊び方>
(事前に質問、紙と筆記用具を用意する)知る
白紙もしくはフリップチャートを配り、ファシリテータ-は次の事項を次々読み上げる。
読み上げた後、約2分でそれぞれの考えていることを記入していく。
■読み上げる内容
- 私が今、ワクワクしていること
- 私が今、気になっていること
- 今日これまでにいらいらしたり、腹立たしかったこと
- 私について職場の仲間が知らないこと
- 私が大切にしている価値観のうちの一つ
- 私のことを自分のひ孫はこう語るだろう
- 私がこれまで成し遂げたことの中で特に誇りに思うこと(ひとつ)
- 私が仕事の中で、一番楽しんでいる事
- もし経済的な心配がなかったらやりたいこと
- 私が尊敬する人の性格、人柄、資質(ひとつ)
- カードを読み上げる、もしくはフリップチャートを見せながら自己紹介を行う。
ゲーム系コンテンツ
▍マシュマロ・チャレンジ
乾燥パスタとマシュマロを使ってチームで協力して自立するタワーを作り、一番高いタワーを作ったチームが勝つというゲーム。
何度かゲームを繰り返すうちにPDCAサイクルを回す練習ができます。
さらにパスタを支える役やタイムキーパーに分かれるなど、全員で役割分担をおこない協力することでチームビルディングにも役立ちます。
<参加人数>
4〜6人
<所要時間>
30分〜2時間
<遊び方>
- チームで作戦を考える。
- パスタ、マスキングテープ、ひも、はさみを使って自立できるタワーを組み立てる(テープで足場を固定するのはNG)。
- タワーの上にマシュマロを置く(パスタに刺してもOK)。
- 各チームの高さを測定し、一番高いチームが優勝。
▍バースデイライン
バースデイタインとは制限時間内に、誕生日の早い順から順番に一列に並ぶゲームです。
ただし終始無言でおこない、言葉(もちろん筆談も)を使ってはいけません。
言葉がつかえない状況で意思疎通を図るというノンバーバルなコミュニケーション能力の向上にも役に立ちます。
<参加人数>
1グループ:8~15人
<所要時間>
5~15分
<遊び方>
- チームに分かれる
- 誕生日の早い順(先頭が1月1日生まれ、最後尾が12月31日生まれ)に一列に並ぶ。言葉を発すること・筆談はNG。
- 制限時間がきたら、先頭から順番に自分の誕生日を言う。
- メンバーの誕生日の順番を間違えずに早く並んだチームが優勝。
▍いつどこでだれがなにをしたゲーム
その名の通り、「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」をそれぞれ紙に書き、一度シャッフルしてから1つずつ選んで文章をつなげる言葉遊び。
チームの他のメンバーがどんな事を書くのか予想したり、面白い単語や意外な組み合わせに盛り上がったりと楽しみながらコミュニケーションがとれるゲームです。
<参加人数>
4〜6人
<所要時間>
30分〜1時間
<遊び方>
- 用意した紙に、「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」を書く。一人が1つのお題を担当してもよいし、1人ずつそれぞれのお題を書いてもよい。
- それぞれのお題ごとに集めてシャッフルする。
- 1つのお題から1枚ずつ紙を選び、順番に開ける。
- 出来上がった言葉をつなげて盛り上がる。
▍マインドマップづくり
マインドマップとは情報や思考を整理するためのツール。
紙とペンを使ってメインのテーマを中心に書いたのち、それに関連する内容を放射状に書き出していくノート術です。
講義の内容をマインドマップでまとめる時間を設け、カラフルなペンを使う、イラストを入れるなどでの指定を入れると楽しみながら講義の内容を振り返ることができます。
<参加人数>
5~10人
<所要時間>
15~30分
▍ペーパータワー
ペーパータワーはA4サイズの紙を20枚ほど用意し、その紙を使ってどれだけ高いタワーを作れるかをチームで競うゲームです。
紙をどのように使うかは自由ですが、タワーを作るには紙以外作ってはいけません。
制限時間内により高いタワーを作るにはチームでアイディアを出し、協力し合あう必要があります。
一度タワーを作った後に、振り返りの時間を設けて同じチームでもう一度タワーを作ってみるのもおすすめです。
上で紹介しているマシュマロ・チャレンジよりも準備するものが少なくお手軽です。
<参加人数>
4〜6人
<所要時間>
30分〜1時間
<遊び方>
- 各チームに同じ枚数のA4サイズの用紙を配布。
- 作戦タイム。1枚だけ紙を使ってOK。
- 制限時間内にタワーを完成さる。
- 一番高いタワーを作れたチームが勝ち。
▍連想ゲーム
連想ゲームは、テーマに対して連想するものを紙に書き出し、同じものを書いた人が多いほど高得点になるというゲーム。
紙とペンがあれば簡単にできるので、研修前のアイスブレイクとしてよく利用されています。
<参加人数>
10人程度
<所要時間>
15~30分
<遊び方>
- 主催者もしくは司会者がテーマを提示する(例:「ランチと聞いて思い浮かぶもの」)
- 参加者はテーマから連想されるものを紙に書く
- 全員が書き終わったら一斉に見せる
- 同じものを書いた人1人につき1ポイントでカウントする
- 同じことを何度か繰り返す
- 最終的に最もポイントが多かった人が勝ち
▍ワン・ワード
チームで即興コントを作るゲームです。
まず、ファシリテーターがテーマを参加者に伝えます。
各自、そのテーマに関わる単語を1つ考え、順番にその単語を紹介します。参加者は、自分の単語を用いて、前の人の発表に続けて即興でコントを作っていきます。
即興でものを作るのでユニークなアイディアがうまれる面白さがあり、初対面の人同士でも打ち解けあえるでしょう。
<参加人数>
4〜8人
<所要時間>
10〜20分
▍NGワード
言ってはいけない「NGワード」の発言を相手に促すゲームです。
あまり人数が多すぎると発言できない人が出てきてしまうので、4〜5人グループで行うのがおすすめです。
まず、ファシリテーターが、「NGワード」が書かれたカードを複数枚用意し、参加者それぞれの額にカードを貼り付けます。
これで、本人以外にはそれぞれのメンバーのNGワードが見えているという状況になります。
全員の額にカードを貼れたらゲームスタート。参加者同士で日常会話をしながら、NGワードを言わせるよう誘導します。自分のNGワードを話してしまった人は脱落となり、最後の1人になった人の勝利となります。
<参加人数>
4〜5人
<所要時間>
10〜15分
▍いつ・どこで・誰が何をしたゲーム
参加者が「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」したかをそれぞれ紙に書き、シャッフルしてストーリーを作るゲームです。
意外な組み合わせでストーリーが進行し、盛り上がるゲームです。
<参加人数>
4〜6人
<所要時間>
10〜20分
▍連想イラストゲーム
連想イラストゲームは、お題から連想されるイラストを各自が絵に描き、その一致した数をポイントとするゲームです。
お題は「春」「社会人」など、抽象度が高いものを選ぶと、参加者同士の考えの違いが見られて盛り上がります。
<参加人数>
4〜8人
<所要時間>
5〜10分
▍ぺリウムリング
ヘリウムリングは、フラフープを使ったアイスブレイクです。
参加者は全員で円になり、フラフープを利き手の人差し指の第一関節だけで支えます。
制限時間5分以内に、フラフープを地面につけることができたらゲームクリアです。
その間、誰の指もフラフープから離れてはいけません。
チームとしての一体感を感じられるので、その後のグループワークに生かせるでしょう。複数回繰り返し、反省や作戦会議の時間を設けると、よりチームワークを感じられるでしょう。
<参加人数>
6〜10人
<所要時間>
5分
▍ペーパーパズル
ペーパーパズルは、紙をハサミで切ってパズルを作り、チームで協力して元に戻すゲームです。
他のチームとパズルを交換して実施すると、難易度がアップして面白いでしょう。
あまり細かく刻むと完成させるのに時間がかかってしまうので、ピースの数をあらかじめ決めて伝えておきましょう。
<参加人数>
3〜6名
<所要時間>
10〜20分
▍一分時計
ストップウォッチを使い、1分ぴったりで止められるかを競うゲームです。
シンプルですが、話し下手な人でも楽しく参加できるので、アイスブレイクにぴったりのゲームです。
<参加人数>
3〜6名
<所要時間>
10〜15分
▍砂漠生き残り大作戦
得点差が小さい方が、チームのシナジー効果を発揮出来たと言える。この得点差で、チームの良さを引き出すことが出来たかどうかを知ることが出来る。
※他にバリエーション多数あり「月で迷ったゲーム」「サバイバルゲーム」「栄養学教室」・・・
<参加人数>
1グループ6~8名
※大人数の場合、グループに分けて実施
<所要時間>
40分
<遊び方>
(事前にゲーム説明書、15アイテム順位付け表、発表用模造紙、マジックを用意しておく)
1グループ6~8名に分かれ、以下のことが書かれた、ゲーム説明書を配布。
「8月中旬午前10時、あなたの乗っていた飛行機が米国南西部の砂漠に墜落。パイロットは即死。
墜落地点は予定飛行ゾーンから約90km離れている模様。
また、約100km離れたところに、鉱山のキャンプがあり、作業員がいるらしい。砂漠は今、摂氏40度、正午になれば気温はさらに上昇すると思われる。あたりには砂しか見えない。あなたは、半袖のカジュアルな服装で、奇跡的なことに怪我はなかった。
ポケットにはハンカチと、米ドル札が$85、コインにボールペンがある。他の生存者と共に、機体残骸から次の15のものを集めた。皆が無事生き延びるために必要と思われる順に、この15のものをランク付けせよ。」
『コンパス、パラシュート、懐中電灯、人数分のサングラス、45口径銃、本「砂漠の動物たち」、ジャックナイフ、一人当たり一杯の水、食卓用塩、ガーゼと包帯、化粧鏡、ウォッカ2本、ビニールのレインコート、航空地図』
まず始めに、自分で、15アイテムごとの優先順位付けを行う。次に、チーム内で、優先順位付けを行う。最後に、自分で決めた優先順位と、チームで決めた優先順位の得点付けを行い、得点差から、自分ひとりで結論を出した場合と、チームで結論を出した場合の違いを確認する。
▍メルヘン大会
<参加人数>
6名1グループ
<所要時間>
40分程度
<遊び方>
(事前にメモ用紙、お伽噺・昔話の資料、発表用模造紙、マジックを用意しておく)
このゲームは、参加者が良く知っているお伽噺や昔話の内容を聞き、絵を見た人が、まず一人に伝え、次々に6人にそれを伝えます。
そして6人目の人が伝わった情報(内容と絵)をどのように再現するかを見て、コミュニケーションが、どのように歪曲され、脱落していくかなどを知り、職場等におけるコミュニケーションは、どうあるべきかを考えるものです。
同時に、命令や報告の際の確認の大切さを考えさせることも出来る。
▍話題づくり
<参加人数>
5~10人
<所要時間>
人数×5分程度
<遊び方>
(事前にカードを用意しておく)
全員にA5程度の紙を配り、会のテーマに関する問い掛けを、一枚に一件、記入してもらう。見えないように折って帽子などに集める。
人数と時間に応じて、一人一問から数問まで調整することも可。
無作為にその紙を引き、問題を読み上げ、自分なりの回答していく。他の人の回答に自分なりのコメントや回答を言い合ってもよい。
必要に応じて回答時間を制限する。
■質問の例
- ファシリテーションに関する会:ファシリテーションをどう使いたい?
- 読書会:もっとも印象に残っている本は何
- PTA:これは問題だと思ったことは何?
アイスブレイクをするとき気を付けるポイント
アイスブレイクには議論を円滑に進める効果がありますが、何も考えずにするとただのゲームになってしまう可能性もあるので注意です。
アイスブレイクの効果を高めるためにも、以下の3つを意識してください。
目的を設定する
アイスブレイクの中でも、特にゲーム形式のものは内容によってはかなり盛り上がることもあります。
しかし、本来の目的はグループワークの生産性を高めることにあります。
例えアイスブレイクで雰囲気がほぐれたとしても、グループワークがアイスブレイクの延長線上になってしまえば、逆に生産性が下がってしまいます。
アイスブレイクは時間が余るとただの雑談の時間にもなりやすいので、適度な緊張感を持ったうえで実施しましょう。
誰もが参加可能な内容を選ぶ
アイスブレイクはメンバー全員で参加することが大切です。
いくつかのグループに分かれるようなゲームであっても、その場にいるメンバー全員が参加しなければ効果がなくなってしまいます。
また、一部の人しかわからないネタを選んでしまうと全員が参加できなくなってしまうので、すべてのメンバーがわかるネタを選ぶことがポイントです。
制限時間を設ける
グループワーク前ののアイスブレイクは5~10分程度、場合によっては10~30分程度で行なうことが一般的です。
アイスブレイクの時間を長くとりすぎると緊張感がなくなってしまい、逆にグループワークの生産性を下げてしまう可能性があります。
短い時間でバッと盛り上げて雰囲気をつくることが理想でしょう。
まとめ
インターンシップや研修におけるアイスブレイクはメンバーの不安や緊張をほぐし、相互理解を深めることが可能です。またチームビルディングにも役立つため、会議や研修の生産性アップにつながります。
アイスブレイクがただのゲームにならないように、インターンシップや研修、参加者の特性などに適したネタを選ぶことが大切です。多くのネタを持っておき、場面に応じて適切なネタを使い分けていくようにしましょう。