ワールドオブダークネス(World of Darkness)は、ホワイトウルフ社(現オニキス・パス出版)が制作したゴシック・ホラーをテーマにしたテーブルトークRPG(TRPG)のシリーズです。ダークで美しいゴシック調の世界観と、現代社会に生きる超自然生物(バンパイア、ウェアウルフ、メイジなど)が登場する物語が特徴です。
タイトル | ワールドオブダークネス |
必要なもの | ワールドオブダークネスのブック |
目的 | 飲み会、宅飲み、仲間と楽しむ |
人数 | 3~人(ゲームマスター含む) |
難易度 | 中 |
所要時間 | 60分程度 |
ワールドオブダークネスシリーズは、複数のサブライン(異なる超自然生物をテーマにしたゲーム)が存在しています。代表的なサブラインは以下の通りです。
- バンパイア:ザ・マスカレード(Vampire: The Masquerade) – 吸血鬼をテーマにしたゲームで、プレイヤーは様々な血族と能力を持つバンパイアとして、血の渇きと道徳との葛藤を抱えながら生き抜く。
- ウェアウルフ:ジ・アポカリプス(Werewolf: The Apocalypse) – 狼人間をテーマにしたゲームで、プレイヤーは自然を守る戦士として悪と戦うウェアウルフとなり、世界を蝕む破壊の力と対決する。
- メイジ:ジ・アセンション(Mage: The Ascension) – 魔術師をテーマにしたゲームで、プレイヤーは現実を操る能力を持つ魔術師として、真実を探求し、敵対する魔術師や超自然生物と闘う。
- ウレイ:ザ・オブリビオン(Wraith: The Oblivion) – 死者をテーマにしたゲームで、プレイヤーは亡霊として幽界で生き抜き、敵対する亡霊や自らの内面の闇と戦う。
- チェンジリング:ザ・ドリーミング(Changeling: The Dreaming) – 妖精をテーマにしたゲームで、プレイヤーは現代社会で生きる妖精として、夢や希望を守りながら敵対する妖精や超自然生物と対決する。
ワールドオブダークネスのゲームシステムは、10面体ダイス(d10)を使用し、能力値と技能の組み合わせに基づいて行為判定を行います。プレイヤーは複数のd10を振り、その結果が目標値(通常は6~8)以上であれば成功となります。成功数が多いほど、行為がより良い結果をもたらします。
また、ワールドオブダークネスでは、プレイヤーキャラクターの背後にあるストーリーが重要であり、キャラクター作成時には過去の経験や動機、信念、恩恵や負債などを設定することが求められます。このような要素が物語をより深く魅力的なものにしています。
ゲームマスター(GM)は、プレイヤーキャラクターたちがダークな世界で直面する様々な課題や謎、敵対する超自然生物を描き出し、プレイヤーたちが自分たちの信念や過去と向き合いながら物語を進めていくことが期待されます。
ワールドオブダークネスは、その独特な世界観とシステムにより、プレイヤーたちが深いストーリーや複雑な人間関係、哲学的な問いを探求することができるTRPGとして人気を博しています。ただし、そのダークなテーマや成人向けの要素も多く含まれているため、プレイには年齢や性格に応じた注意が必要です。
ワールドオブダークネスTRPGの魅力と特徴
ワールドオブダークネスTRPGは、ゴシックな世界観と陰謀・策略に満ちた物語が特徴です。プレイヤーは、超自然生物やその影響下にある人間を演じ、ダークファンタジーの世界を生き抜きます。ナレーション重視のゲームスタイルで、プレイヤーの役割が重要です。
ゴシックな世界観
ゴシック調の建築やファッションが美しいワールドオブダークネスでは、現代社会と超自然生物の闇の世界が交錯しています。プレイヤーはこの美しくも恐ろしい世界で物語を紡ぎます。
ナレナレーション重視のゲームスタイル
ワールドオブダークネスTRPGでは、物語を盛り上げるためのナレーションが重要です。プレイヤーやゲームマスターがストーリーテリングに力を入れ、役割に没頭することで、より臨場感のあるゲームが楽しめます。
陰謀と策略の物語
様々な陰謀や策略が渦巻くワールドオブダークネスでは、プレイヤーは自身の目的を達成するために他者と協力したり、対立したりします。プレイヤー同士の駆け引きや交渉が物語に深みを与えます。
ゲームシステムと基本ルール
ワールドオブダークネスTRPGは、ダイスプールシステムによる成功判定やコンフリクト解決など、独自のゲームシステムが特徴です。ルールを理解し、スムーズなゲーム展開を目指しましょう。
成功判定システム
ダイスプール
ダイスプールシステムは、属性や能力に応じて複数のダイスを振り、成功数を求める方式です。このシステムにより、キャラクターの能力に応じた確率で成功や失敗が発生します。
コンフリクト解決
物語の中で発生するコンフリクトは、ダイスを使った判定やプレイヤー同士の交渉によって解決されます。適切な判断と協力が物語を進める鍵となります。
キャラクター作成のポイント
キャラクター作成はワールドオブダークネスTRPGの楽しみのひとつです。クランやトライブの選択、属性と能力の分配、背景と目標の設定など、独自のキャラクターを作り上げましょう。
クランとトライブの選択
各サブラインには、特徴的なクランやトライブが存在します。自分の演じたい役割や好みに合わせて、適切なクランやトライブを選択しましょう。
属性と能力の分配
キャラクタクターの能力を決めるために、属性と能力の点数を分配します。バランスよく配分することで、様々な状況に対応できるキャラクターができあがります。
背景と目標の設定
キャラクターの背景や目標を設定することで、物語への没入感が増します。他のプレイヤーやゲームマスターと相談しながら、独自のストーリーを創造しましょう。
人気のサブラインとその特徴
ワールドオブダークネスTRPGは、複数のサブラインが存在し、それぞれ異なる特徴があります。代表的なサブラインを紹介します。
ヴァンパイア:ザ・マスQUERADE
吸血鬼を題材にしたヴァンパイア:ザ・マスQUERADEでは、プレイヤーは様々なクランに属する吸血鬼として活動します。血統や陰謀が重要な要素となります。
ウェアウルフ:ジ・アポカリプス
ウェアウルフ:ジ・アポカリプスでは、プレイヤーは人間と狼の姿を持つウェアウルフとして、自然を守るために戦います。異なるトライブ間の協力や対立が物語を盛り上げます。
メイジ:ジ・アセンション
メイジ:ジ・アセンションでは、プレイヤーは現代の魔法使い(メイジ)として、現実を操る力を持ちます。魔法の習得や現実を操る技術が物語の鍵となります。
ワールドオブダークネスTRPGを楽しむためのコツ
ワールドオブダークネスTRPGをより楽しむためには、セッション準備、プレイヤー間のコミュニケーション、ナレーションを重視した演出が大切です。
セッション準備の重要性
セッション前に、物語の内容やゲームマスターの意図を理解することで、スムーズなゲーム展開が可能になります。事前準備を怠らず、充実したセッションを目指しましょう。
プレイヤー間のコミュニケーション
プレイヤー同士のコミュニケーションが円滑であることは、物語をより楽しく進めるために重要です。他のプレイヤーと積極的に意見交換を行い、共同で物語を創造しましょう。
ナレーションを重視した演出
ワールドオブダークネスTRPGでは、ナレーションが物語の雰囲気を作り出す大切な要素です。プレイヤーとゲームマスターがナレーションに力を入れることで、より魅力的な物語を紡ぐことができます。
ワールドオブダークネスTRPGは、ゴシックな世界観や独特のゲームシステム、様々なサブラインが楽しめる点が魅力です。この記事を参考に、自分だけのキャラクターを作成し、ダークな世界で物語を楽しみましょう。
いかがでしたでしょうか?
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